行動動線を見直すと、つかれにくくなります。
人が自然に動く経路を、線であらわしたものを行動動線といいます。
家に帰ってきた時を思い出してみましょう。
届いた郵便物や手荷物、買い物してきたモノはどこに置きますか?
その辺にポイッと置いたりしていないでしょうか?
それは「ズボラ」なのではなく
「行動動線に基づく収納場所」ではないからかもしれません。
無意識におこなう行動の先に、収納する場所が決まっていればモノの放置は激減します。
たとえば郵便物や書類を仕分けて、収める場所は決まっていますか?
その時不要になったゴミが、すぐに捨てられる位置にゴミ箱はありますか?
このように、自分の動きを客観的に見てみるとムダに気づくことでしょう。
もっと具体的にするならば、紙に描いた間取りの上に自分の動きを線で描いてみましょう。
線が重なるのは、何度も行ったり来たりしているということ。そこがポイントです。
家族の動きも重ねて描いてみると、時間帯によっては混み合う原因がわかります。
「料理すると疲れる~」とおっしゃる方は、キッチンの中だけでも意外と動いているため、つかれることも多いのです。
洗い物をした時に食器類を置く場所は近いですか?
コンロで調理するときに使う調理器具やスパイス等は、スムーズに取れますか?
ストックの食品類も出し入れがしにくいと、期限切れも起りやすいです。
食事準備を家族が手伝ってくれるような場所に、収納すれば協力を得やすくなります。
動きをもっとシンプルにして、つかれにくく、ケンカのない我が家を作りましょう。